アイスマンの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

森岡毅著の「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか」を読みました。

著者はユニバーサルスタジオジャパン(USJ)をV字回復させた立役者として有名な方で、いかにしてV字回復を成し遂げていったかということが書かれています。

USJは華々しく2001年に開業し年間で1100万人の来場者がありましたが、だんだんと入場者数を減らしていって2010年には年間来場者数が750万人にまで低迷していました。アイスマンとしてはこのままつぶれるんだろうなと思っていましたが、2011年以降は絵にかいたようなV字回復を成し遂げていまも好調です。

そのようなV字回復を起こした手法というのを具体的に書かれていて、興味深く読めました。

著者はマーケターですので、マーケティングの手法を駆使して戦略を考え、会社の経営資源(お金とか人材とか)による制約を踏まえて、戦術に落とし込んで実行していくということをUSJで行った実例を示しながら説明しています。

その中で具体的にどういうことをするかというアイデアを考えるときの方法を紹介しているのですが、その方法は単純にひらめきに頼るのではなく、ひらめく可能性をできる限り上げて偶然性への依存度を下げるという方法でした。

それがどういう方法かというとアイデアがどこに埋まっているかを「数学的フレームワーク」と「戦術的フレームワーク」を使って特定するということです。

確かに手当たり次第にアイデアを出していくよりも、このあたりにアイデアがあると絞り込んだ方が良いアイデアは出そうなので、確かにこういう考えで進めていけば必要とするアイデアを考えるのに有効だと感じました。

この本で行われているようなUSJの立て直しというレベルではなくても、何かアイデアを出したいというときに実践してみるとよさそうです。




 

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