アイスマンの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

アメリカンエキスプレス【AXP】が2018年第4四半期の決算を発表しました。

収入:10,474百万ドル (前年比:+7.9%)
純利益:2,010百万ドル
希薄化後1株利益:2.32ドル

アメリカンエキスプレスの2018年10~12月期決算は7.9%の増収でしたが費用が増え、純利益は予想を下回りました。前年同期は税制改革による特別損失を計上しているので、特別項目を除いた1株利益を比較すると、2017年第4四半期は1.58ドル、2018年第4四半期は1.74ドルですので10%ほど増加したことになります。

収入は増加したとはいえバッキンガムリサーチグループのクリスブレンドラー氏によると「米国でのカード支出におけるアメックスの比率は10%だったが、第4四半期は9%に低下した」と述べています。

マスターカードの発表によると年末商戦は好調で、12月26日の発表では年末の支出は5.1%増の8500億ドル超となっており、消費者の購買意欲は旺盛でしたので、アメックスのシェアが減っても収入は増えたのでしょう。

そんな中でアメックスは他社との競争のために利用者得点に力を入れ、経費は9%増、カードメンバーの得点経費は11%増えました。その効果のほどはシェアが減っているので、今のところ良い方向には出ず、費用だけが増えたという結果になっています。

また、消費者の購買意欲が増えたことで消費者のカードローンが増えアメックスのローンポートフォリオは12%拡大しましたが、これにより貸倒引当金が14%増えています。

というわけで、今回のアメックスの決算は費用が増えた結果になりました。

最後に2019年の1株利益の見通しは7.85~8.35ドルと発表されています。2018年の1株利益7.91ドルと比べるとそこまで伸びなさそうな感じですね。1年間の見通しなのでこの通りになるかは不明ですが、この見通し通りであればアメックスのPERは11~12倍で割安といえそうです。

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