アイスマンの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

エクソンモービルが2019年第1四半期決算を発表しました。

売上:63,625百万ドル (前年同期比:-6.7%)
純利益:2,350百万ドル(前年比:-49.5%)
1株利益:0.55ドル(前年比:-49.5%)

エクソンモービルの2019年1-3月期決算は減収減益でした。

セグメント別での利益は次のようになっており、すべての部門で大幅な減益になっています。しかも下流部門に至っては赤字です。

上流部門:2,876百万ドル(前年同期比:-17.7%)
下流部門:-256百万ドル(前年同期から11,96百万ドル減)
ケミカル部門:518百万ドル(前年同期比:-48.8%)

上流部門は暖冬のために天然ガス価格が上がらず、カナダのオイルサンドの生産が減少しました。

下流部門の赤字はマージンの低下と定期メンテナンスによるものですが、定期メンテナンスを除いても2億ドルの利益と前年同期の9億4000万ドルからだいぶ減っています。

ケミカル部門は供給の増加によるマージンの低下に加えて為替要因でも利益が減っています。

以上のように今回の決算ではかなり厳しい結果になりました。今後もこのような傾向が続くかはわかりませんが、経営環境が好転したり何か改善策がなされないとしばらくは厳しい経営となりそうです。

今回の決算ではフリーキャッシュフローが25億ドルと株主還元として使ったお金35億ドルを上回っています。必ずしもフリーキャッシュフロー以上のお金を株主還元に使ってはいけないわけではないですが、厳しい状況が続くようだと今後の株主還元にも影響してくるので、注意してみておく必要がありそうです。

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