グレイシアの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

3M【MMM】が2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上:8,171百万ドル (前年比:-2.6%)
純利益:1,131百万ドル(前年比:-39.3%)
希薄化後1株利益:1.92ドル(前年比:-37.5%)

3Mの2018年1-3月期決算は減収減益でした。自動車向けなどの需要が落ち込んだのに加えてドル高が影響しました。

セグメント毎の売上・利益は以下の通りです
20192Qsegment

売上は安全・産業部門で前年同期比9%、輸送・電子部門2.9%減っています。しかも安全・産業部門は利益が49%減っておりかなりの減益です。

これらの部門は景気の影響を受けやすいので貿易摩擦による影響を受けたという点もありますが、全体的には為替の影響を受けており前年同期比で全体の売上が2.6%減った内の1.8%はドル高によるものです。

一方でヘルスケアは買収の効果もあって売上が5.8%、営業利益が3%増えています。

同社は「自動車と電子機器の市場は厳しい状況が続いているが、ヘルスケア事業は明るい分野」と発表しており、今後も自動車や電子機器方面では苦戦が続きそうです。

2019年度の売り上げや利益の見通しは前回の見通しを維持(売上高:-1%~+2%、調整後1株利益:9.25~9.75ドル)していますので、苦戦が続くといっても今のところは見通し通りということだとは思いますが、FRBによる予防的な利下げが行われそうなほどの状況ですので、今後も予断を許さない状況は続くと思われます。

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