グレイシアの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

ウォルマートが第2四半期の決算を発表しました。

売上:130,377百万ドル (前年比:+1.8%)
純利益:3,680百万ドル
1株利益:1.27ドル

ウォルマートの2019年5~7月期は増収となりました。昨年はウォルマートブラジルの過半数株式の売却関連費用がかかったため赤字となっていましたが、この影響がなくなったため今期は黒字になりました。

そのため一時的な費用を除いた1株利益を比較すると昨年が1.29ドルだったのに対して、今年は1.27ドルと1.6%減っています。

とはいえ一時的な費用を除いた1株利益の通期見通しを従来の「1ケタ台の減少」から「小幅減から小幅増」に上方修正しているのであまり気にする必要はなさそうです。

米既存店売上は2.8%増、ネット通販の売上は37%と好調を維持しています。営業利益も47億ドルと前年同期比で4%増えています。

一方で、海外の売上は1.1%減の291億ドルでした。減収の要因は為替で、為替の影響を除いた売り上げは3.3%増えていますのでこちらも問題なさそうです。

ビッグス最高財務責任者(CFO)によると「今のところ消費者の需要に関税は影響していない」とのことですが、今後はアメリカによる対中関税第4弾が控えていることから今後の消費は冷え込む可能性があります。

ウォルマートはそのスケールメリットを生かして値上げを最小限にとどめるとしていますが、どこまで効果があるかはまだ不透明です。

アメリカの雇用環境は一応好調を維持しているので、もしかすると消費の冷え込みはそこまでないという結果に終わるかもしれませんが、今後の状況はアメリカ経済と対中政策にかなり影響されてきそうです。

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