アイスマンの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

物価は毎年数%ずつ上がっている状態が良い状態とされていて、多くの中央銀行が物価を少しずつ上げていくべく金融政策を行っています。

日本であれば日銀は毎年2%の物価上昇を目標に金融政策をしているわけですが、今のところ生鮮食品を除く総合指数は2%まで到達しておらず、8月分の結果は0.5%の上昇となっています。

一方でアメリカは中央銀行であるFRBが目標とする2%に対して1.5%くらいですので物価上昇がここのところ鈍化しているとはいえ目標に近いところにいます。

日本とアメリカで物価上昇率に差があるとはいえ、物価が少しずつ上がっていっているということは気にしておく必要があると思います。

日本ではデフレマインドが強いのでなかなか物価が上がらないといわれますが、少なくとも現在は32か月連続で消費者物価指数は前年同月比でプラスになっていますから、ここ数年で見れば少しずつではありますが物価が上昇してきていることになります。

物価が上がるということはお金の価値は下がるということですので、物価が上がっているときに銀行預金などほとんど金利のつかない状態で貯蓄をしていると、貯蓄していたお金は実質的に目減りしていきます。

株も同じように考えてみると、

もし、株価が前年と同じで配当金の払われない株であれば、1年間の投資成績は元本が確保されたとはいえ物価上昇の分だけ実質的には損をしていることになります。

今の日本で言えば0.5%分の損という感じです。

じゃあ、この場合に実質的に損していない状態はどういう状態かというと、買った株の株価が0.5%上がっているか、株価の0.5%の配当金をもらった場合になります。

なので、それ以上の株価の値上がりもしくは配当金を受け取っているのであれば実質的にも利益を得ていることになります。

実際には株価が数%変動するのは日常茶飯事なので物価上昇率は誤差のようなものですが、もし物価が急に上がったり、今後も上がり続ければそれだけ物価上昇による実質的な利益への影響も大きくなっていきますので物価というのもある程度意識しつつ投資成績を確認していきたいと思います。

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