アイスマンの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

2020年5月の雇用統計が米労働省から発表されました。

非農業部門雇用者数:+250万人(予想:-800万人)
失業率:13.3%(予想:19.8%)
平均時給:
前年同月比:+6.7%(予想:+8.5%)
前月比:-1.0%(予想:+1.0%)

非農業部門雇用者数、失業率ともに予想を上回る良い結果となり労働市場は改善しているという結果となりました。

非農業部門雇用者数は3月が140万人減(前回は87万人減)に、4月の非農業部門雇用者数は2070万人減(前回は2050万人減)に合わせて73万人下方修正されていますが、5月には雇用者数がプラスに戻ったということですので、とりあえずは底をうったようです。

雇用者数・失業率(2020年5月)
背景にあるのは雇用維持を条件に従業員の給与を肩代わりするという政策によって雇用が維持されたことで、それにより従業員が元の職場に戻ったようです。

一方、今回の失業率では「その他の理由」で雇用されていると記録されているが仕事を休んでいる人を排除しているため、これを含めると3%失業率が上がるとのことです。

平均時給(2020年5月)

平均時給については前月より鈍化していますが、より賃金の低い労働者が職場復帰したことによるものですのでそこまで気にする必要なさそうです。

とりあえず、労働市場は回復に向かっているようですが失業率は10%を超えており、世界恐慌以来の値であることには変わりません。

FRBは7月以降に失業率が持ち直すとみているようですが、急回復するかは微妙な気がします。ソーシャルディスタンスをとらなければならないのであれば、客が入る人数はこれまでよりかなり制限されますし、それにより売り上げは以前までの水準にまでは回復せず、雇用もそれに引きずられて回復しないと考えられます。

ブラジルの大統領みたいにコロナは無視していくという方向で行くなら元の生活みたいにはできなくはないのでしょうが、それは難しいと思うのでとりあえずは緩やかに回復していくというくらいになるのではないかと思います。

まぁ、実際にどうなるかは今後の状況次第ですから今後の発表を見守っていきたいと思います。

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