グレイシアの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

1週間前ですがエクソンモービルが2021年第1四半期決算を発表しましたので記録として残しておきます。

売上:59,147百万ドル (前年同期比:+5.3%)
純利益:2,730百万ドル(前年同期:-610百万ドル)
1株利益:0.64ドル(前年同期:-0.14ドル)

エクソンモービルの2020年1-3月期決算は5四半期ぶりの黒字となりました。北米の寒波による影響がありましたが原油や天然ガス価格の上昇が大きく寄与した他、化学品事業が好調でした。

セグメント別での利益は次のようになっており、すべての部門で利益が改善しています。

上流部門:2,554百万ドル(前年同期比:2,018百万ドル増)
下流部門:-390百万ドル(前年同期から221百万ドル増)
化学品部門:1415百万ドル(前年同期から1,271百万ドル増)

上流部門は生産量が日量378万バレルで前年同期の日量400万バレルから減少しましたが、価格の上昇により利益が増えました。

化学品部門は前年同期からのマージンの増加により7億4000万ドル利益が増えました。

下流部門は依然として赤字で、エネルギー需要が回復しないと難しそうです。北米では回復基調にあるようですが、ジェット燃料向けは各国の渡航制限の影響もあって回復が遅くなりそうです。

全体の業績としては最悪期は脱したという感じで、あとは需要が回復してくれるのを待つという感じですね。

株主還元については昨年は赤字にもかかわらず配当を維持していましたが今年の増配はどうなるのでしょうね。

エクソンモービルの発表によると営業キャッシュフローは93億ドルとなり配当金と投資に回す分はまかなえる状態だったようですし、4億ドルは昨年大きく増えた負債の返済に回すようです。

負債については昨年は40%増えて約700億ドルとなっていましたので幾分かは返済して財務を回復しておかないといけないということなのでしょう。

今後は経済は回復してエネルギー需要が回復し、それとともにエクソンモービルの業績も回復すると思いますが、どれくらいのペースで回復していくかは不透明なところもあるので、時間がかかると思いながら回復を待っていた方が良いのかなと思います。

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