アメリカンエキスプレス【AXP】が2022年第2四半期の決算を発表しました。

収入：14,176百万ドル　（前年同期比：+16.7%)
純利益：1,572百万ドル（前年同期比：－8.5%)
調整後1株利益：2.07ドル（前年同期比：－5.0%)

アメリカンエキスプレスの2022年10-12月期決算は増収減益でした。アメリカンエキスプレスのネットワークを通じた顧客の支出が過去最高となり収入面では非常に好調でした。売上げの内訳は以下の通りで前年同期比ですべて伸びています。

カード手数料：81.83億ドル（前年同期比：+9.4%)
カード年会費：16.25億ドル（前年同期比：＋20.9%)
その他手数料：16.10億ドル（前年同期比：+32.9%)
金利収入：27.58億ドル（前年同期比：+30.8%)



また、今年の見通しでは収入が17％増、一株利益が11～11.40ドルと2022年の9.85ドルから12％くらい伸びるとしています。

とはいえ、2022年10～12月期は貸し倒れ引き当て金と融資の焦げ付きを合わせた信用コストが10億2700万ドルと前年の5300万ドルと比べるとかなり大きな金額となっています。FRBは現在利上げして加熱しすぎた経済を冷やそうとしていますので、今後は融資の焦げ付きがどこまで膨らむかというのが大きく影響してきそうです。

そのときには経済も悪くなっているでしょうから収入面でも厳しくなっていることが予想されます。しかし、クレジットカード会社は今のところ伸び続けていますので、もし業績が悪くなったとしてもすぐに成長を取り戻すと思われます。

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