FRB(米連邦準備理事会)は21日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開き、2017年12月以来の利上げを決めました。
これにより、短期金利の指標であるフェデラルファンド金利(FF金利)が1.25~1.50%から1.50~1.75%となりました。
また、今年の利上げ回数については参加者の中央値が年3回となりましたが、2019年は「年2~3回」から「年3回」に、2020年は「年1~2回」から「年2回」に上方修正され利上げが加速する見通しであることが示されました。
今年の利上げ回数については年3回は維持されましたが、参加者の見込んでいる利上げ回数は以下の通りとなり、昨年12月の見通しと比べ利上げペースが加速擦る可能性があります。
5回:1人(1人)
4回:6人(3人)
3回:6人(6人)
2回:0人(3人)
1回:2人(1人)
0回:0人(2人)
今年の利上げ回数の見通しでは、3回と4回がそれぞれ6人であり、利上げが年3回以下と年4回以上の利上げ回数とみている参加者の割合は8人対7人であることから、今後の経済情勢次第で今年の利上げ回数が4回になる可能性もかなりあります。
現在アメリカ経済は好調で、今年は大型減税も行われることから今後もますます堅調な経済情勢になると予想されます。
FRBの見通しでは今年のGDP成長率を2.7%に、失業率を3.8%に上方修正していることから、FRBもアメリカ経済の好調を見込んでいるようです。
4月後半からは2018年1-3月期の決算発表がされていきますので、この決算でアメリカ企業の好調さを確認することができるはずです。
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