アメリカの長期金利が上がってきています。

今週末時点での金利は2.96%で4年3ヵ月ぶりの水準となりました。市場では長期金利3%というのも視野に入ってきています。

金利上昇の原因となったのは原油高などのインフレ懸念です。

また、アメリカの景気が好調であるため、FRBが利上げを加速する可能性があることも債券売りにつながっています。

今年2月には原因は違えどインフレ懸念が起き、長期金利の上昇と株価の下落が起こりましたので、今後も長期金利の上昇によって株価が軟調になる可能性があります。

とはいえ、現在FRBは利上げの最中であり、その状況で長期金利が上がらないとイールドカーブがフラット化（短期金利と長期金利の差が小さくなること）してしまいます。

イールドカーブがフラット化するとリセッションに入ってしまう懸念がありますから、現在のように長期金利が利上げとともに上がる方が息の長い景気拡大になると思います。

長期金利が急上昇すると問題ですが、少しずつ金利が上昇するようであればそんなに気にする必要はないのかなと思います。

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