グレイシアの投資日記

1987年生まれのサラリーマンが運用で経済的自由を目指す

ウォルマートが2019年度第1四半期決算を発表しました。

売上:121,630百万ドル (前年比:+4.4%)
純利益:2,134百万ドル(前年比:-29.8%)
1株利益:0.72ドル(前年比:-28.0%)

ウォルマートの2018年2~4月期決算は増収減益でした。特別項目を除く1株利益は1.14ドルで、予想の1.12ドルを上回りましたが、値下げや輸送コストの上昇から利益が圧迫されることを嫌気して、株価は下がりました。

また、原油高についてはコスト上昇とともに消費者の財布のひもを締める懸念がされており、ウォルマートは決算発表後のメディア会見で「需要は力強さを保っているが一部の消費者はガソリン値上げの影響を感じ始めているようだ」としています。

原油高による消費者意識の変化はウォルマートだけの懸念ではありませんが、今後のアメリカの景気を左右しうるという点で注目しておく必要がありそうです。


ネット通販事業は前年同期比33%増で、前期の23%増から加速しました、通期では40%増となる見通しです。

ウォルマートはインドのネット通販会社フリップカートを買収することを発表しており、今後はネット通販部門がどのように成長していくかが注目されます。

2019年はフリップカートの買収によって1株当たり0.25~0.30ドルの利益が減りますし、2020年以降も1株当たり0.60ドルの利益押し下げになると予想されています。

とはいえ、成長著しいインド市場でシェアをとるためには投資も必要ですから、利益を出せるようになるまでにどのくらいの期間がかかるかが注目です。

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