ウォルマートが2020年度第1四半期決算を発表しました。
売上:123,925百万ドル (前年比:+1.0%)
純利益:3,842百万ドル(前年比:+80.0%)
1株利益:1.33ドル(前年比:+84.7%)
ウォルマートの2019年2~4月期決算は増収増益でした。
米既存店売上高が3.3%増、ネット通販の売上高が37%増となるなど売り上げが好調で、アメリカでの営業利益は5.5%増となりました。一方で海外の売上高は4.9%減の288億ドルとなりました。これは為替の影響を受けており為替の影響を除くと+1.2%の増収となっていますが、営業利益は7億ドルと前年同月比で40%ほど減少しています。これは為替の影響を無視しても同様なので米国外ではあまり利益を出せていません。
さて、ウォルマートはネット通販に力を入れており、今期はネット専業のアパレルブランドの買収によりファッション関連や日用品が好調で売上が前年同期比37%増となりました。ウォルマートによると今年は35%の成長を見通しているのでほぼ計画通りに事が進んでいるようです。
米調査会社のイーマーケッターによると19年の米国内での電子商取引のシェアはアマゾンの47%、イーベイの6.1%に続いてウォルマートは4.6%で3位となる見込みということです。アマゾンの背中はまだまだ遠いですがシェア2位のイーベイは近いところにいるのでとりあえずはそこを抜いて2位になれるかという感じですね。
ただ、今後はアメリカの中国製品への関税引き上げ第4弾によってコスト増となることが予想されます。ウォルマートとしては価格転嫁をする方針とのことですが、価格転嫁することによって消費者心理の悪化が懸念されます。
ウォルマートは規模が大きいので他の小売店と比べると良い価格を提供できるかもしれませんが、消費者心理の悪化は小売店の売り上げの減少につながるのでウォルマートにも悪影響が出る可能性があります。
米中の貿易摩擦は今後も続いていきそうなのでどうなるかはわかりませんがその行方は注視しておく必要がありそうです。スポンサードリンク
売上:123,925百万ドル (前年比:+1.0%)
純利益:3,842百万ドル(前年比:+80.0%)
1株利益:1.33ドル(前年比:+84.7%)
ウォルマートの2019年2~4月期決算は増収増益でした。
米既存店売上高が3.3%増、ネット通販の売上高が37%増となるなど売り上げが好調で、アメリカでの営業利益は5.5%増となりました。一方で海外の売上高は4.9%減の288億ドルとなりました。これは為替の影響を受けており為替の影響を除くと+1.2%の増収となっていますが、営業利益は7億ドルと前年同月比で40%ほど減少しています。これは為替の影響を無視しても同様なので米国外ではあまり利益を出せていません。
さて、ウォルマートはネット通販に力を入れており、今期はネット専業のアパレルブランドの買収によりファッション関連や日用品が好調で売上が前年同期比37%増となりました。ウォルマートによると今年は35%の成長を見通しているのでほぼ計画通りに事が進んでいるようです。
米調査会社のイーマーケッターによると19年の米国内での電子商取引のシェアはアマゾンの47%、イーベイの6.1%に続いてウォルマートは4.6%で3位となる見込みということです。アマゾンの背中はまだまだ遠いですがシェア2位のイーベイは近いところにいるのでとりあえずはそこを抜いて2位になれるかという感じですね。
ただ、今後はアメリカの中国製品への関税引き上げ第4弾によってコスト増となることが予想されます。ウォルマートとしては価格転嫁をする方針とのことですが、価格転嫁することによって消費者心理の悪化が懸念されます。
ウォルマートは規模が大きいので他の小売店と比べると良い価格を提供できるかもしれませんが、消費者心理の悪化は小売店の売り上げの減少につながるのでウォルマートにも悪影響が出る可能性があります。
米中の貿易摩擦は今後も続いていきそうなのでどうなるかはわかりませんがその行方は注視しておく必要がありそうです。
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